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2016年3月31日木曜日

[Android] Xperia mini ST15iの中華フォントを何とかする

ST15iデフォルトの中華フォントをモトヤフォント(モトヤLマルベリ3等幅)に変更したのでメモ。

モトヤフォント(maruberi)の画像

デフォルトの中華フォントからモトヤフォントにするメリット:

・見た目が綺麗になる ← 割と重要
・メインメモリの節約になる ← これかなり重要!※

※Googleの中の人のFrancoisBeaufortさんによると、モトヤフォントを使うことでメインメモリの消費を4MBも節約できるとのこと!慢性的にメモリ不足に悩んでいるXperia miniユーザなら使うしかないっしょ!

使ったAndroid端末:

Xperia mini ST15i
ICS 4.0.4
カスタムROM(CyanogenMod9)

PC環境:

Ubuntu 14.04.4 LTS
adbはインストール済み

前提:

root化されてること※
※PC側の環境構築やAndroid端末のroot化はこちらを参照



準備


モトヤフォントのダウンロードとインストール

こちらのURLからモトヤフォント(今回はmaruberiにしてみた)のdebファイル (fonts-motoya-l-maruberi_1.01-3_all.deb) をダウンロードしUbuntuにインストールする。
インストール後はローカルの以下の場所に.ttfフィルができる。

/usr/share/fonts/truetype/motoya-l-maruberi/MTLmr3m.ttf


準備完了。
さっそくフォントを入れ替えましょう。

手順


0. USBデバッグをONに

設定 > 開発者向けオプションUSBデバッグ にチェックを入れPCに繋ぐ

1. /systemを読み書き可に

adbでAndroid端末を操作、/system以下を読み書き可でリマウント
$ sudo adb shell
# mount -o rw,remount /dev/block/mtdblock0 /system
# exit

2. /system/fonts にフォントファイル(.ttf)を入れる

$ cd /usr/share/fonts/truetype/motoya-l-maruberi/
$ sudo adb push MTLmr3m.ttf /system/fonts
$ sudo adb shell
# chmod 644 /system/fonts/MTLmr3m.ttf 
# exit

3. フォント設定ファイルxmlを編集


fallback_fonts.xmlをadb pull でPC側のローカルに持ってくる。こんなふうに↓
$ sudo adb pull /system/etc/fallback_fonts.xml

ローカルに持ってきたfallback_fonts.xmlをエディタで開き、<familyset>の直下にモトヤフォントの<family>を追加。こんなふうに↓
<familyset>
    <family>
        <fileset>
            <file>MTLmr3m.ttf</file>
        </fileset>
    </family>
...

保存したらAndroid端末側に戻す。
$ sudo adb push fallback_fonts.xml /system/etc/fallback_fonts.xml
$ sudo adb shell
# chmod 644 /system/etc/fallback_fonts.xml 
# exit

ここでAndroid端末を再起動する。

4. ファイルシステムの読み書き権限を元に戻しておく(念のため)


Xperiaは再起動するとファイルシステムの読み書きの権限を元に戻してくれるらしいけど、念のため手動でも戻しておく。
# mount -o ro,remount /dev/block/mtblock0 /system

↓こんな残念な中華フォントだったのが、


↓こんなに美しく見やすいフォントになりました。


めでたく中華フォントとおさらばできました。

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