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ブロックチェーンと暗号通貨
2017年6月5日月曜日
Ripple: トランザクション手数料(Fee)とリザーブ(Reserve)
Rippleネットワークでアカウントを維持したりトランザクションを発行するためには、一定額のXRPが必要となります。必要なXRP額には2種類あって、1つはトランザクション毎に消費される「トランザクション手数料」(Fee)で、もう1つは必要保有額である「リザーブ」(Reserve)です。
## 目次 (index) - [トランザクション手数料](#transaction-fee) - [リザーブ](#reserves) - [手数料の受益者](#fee-beneficiary) ## トランザクション手数料 (transaction-fee) Rippleネットワークでは、 Ripple Consensus Ledger (RCL) をDOS攻撃から守るために ごく少額のXRP手数料(Fee)が必要になります。現時点で最低限必要な Fee は **0.00001 XRP** (10 drops) です。ただ、サーバ稼働状況によっては変化するので、トランザクションを行う度に毎回 `server_info` で確認するのが良さそうです。 参考 [Current Transaction Cost](https://ripple.com/build/transaction-cost/) `server_info`は以下のようなcurlコマンドからも叩くことができます: ``` $ curl --data '{"jsonrpc":"2.0","id":0,"method":"server_info","params":[]}' https://api.altnet.rippletest.net:51234 ``` `server_info`の結果: ``` { info: { build_version: '0.70.0-b7', ... "load_factor": 1, ... validated_ledger: { age: 3, base_fee_xrp: 0.00001, hash: '08057B85F9E4FCD2FD31614F16FBF3D9AFB4860604865E8A1639BEF749C543C3', reserve_base_xrp: 20, reserve_inc_xrp: 5, seq: 1716530 },... } ``` 現在のトランザクション手数料は以下の計算式で表されます: `Current Transaction Cost in XRP = base_fee_xrp × load_factor` 先ほどの結果から - `load_factor`: **1** - `base_fee_xrp`: **0.00001** と出たので、トランザクション手数料は *0.00001 x 1 =* **0.00001 XRP** (10 Drops) とわかります。 #### 特別トランザクション手数料 一般的な殆どのトランザクションは前述の手数料額ですが、トランザクション種別によっては手数料が異なる場合があります: | トランザクション種別 | Fee (Drops) | | ------------- |:-------------:| | 一般 | 10 | | Key Reset | 0 | | Multi-Sig | 10 x (1 + Sign数) | | EscrowFinish | 10 x (33 + (Fullfillment byte size / 16)) | ## リザーブ (reserves) トランザクションを発行するときには、トランザクション手数料の他に、アカウントごとにリザーブ(引当金的なXRP)も必要となります。 これらはアカウントを維持するために必要な引当XRP額です。 これは、アカウントが無駄に量産されるのを防ぐためのものです。 リザーブは、トランザクション手数料と異なり消費はされませんが、必要額を保有している必要があります。 XRP保有額が必要リザーブ額に満たないアカウントは、トランザクションを発行することが出来ません。 Rippleを利用しているサービスの事業者がユーザにアカウントを新規発行してあげるときには、アドレスに引当額分を補充してあげる形になるでしょう。 参考 [Reserves](https://ripple.com/build/reserves/) リザーブ額も先ほどの `server_info` の結果から計算できます: - `reserve_base_xrp` (ベースリザーブ=最低引当額): **20** - `reserve_inc_xrp` (オーナーリザーブ=保有するオブジェクト毎に必要な引当): **5** #### ベースリザーブ 上記の`reserve_base_xrp`から **20 XRP** と分かります。 #### オーナーリザーブ もうひとつの`reserve_inc_xrp`は **5 XRP**となっています。これは、例えば、トレード注文を出したり、トラストラインを張ったりする時に必要となるリザーブ額です。`reserve_inc_xrp`に、`account_info`で得られた`account_data.Account.OwnerCount` を掛け算することで必要リザーブ額を算出できます。 ### 計算例 例えば、あるアカウントが、アセットのトレード注文を1つ出す時に必要なリザーブ額は、 `ベースリザーブ + (オーナーリザーブ x オーナーカウント)` つまり、*20 + (5 x 1) =* **25 XRP** となります。 ## 手数料の受益者 (fee-beneficiary) トランザクション毎に支払われるXRP手数料(Fee)は誰にも付与されません。つまりFeeの受益者はいません。トランザクションが発行される度に、Fee分のXRPが常に消却されていきます。XRPは、最初に発行された額 (1,000億XRP) 以上は発行されないことになっているので、XRPの希少価値は時間と共にどんどん騰がっていく仕組みになっています(今のところは)。 以上です。
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